鍼灸治療の歴史とメカニズム
鍼灸治療は中国で発症し、約2000年の歴史がありますが、日本に伝来して約1500年といわれています。日本では伝統鍼灸として日本人の繊細な感受性や文化に影響を受け、独自の進化を遂げました。そのほかの韓国やアメリカ・ヨーロッパでも広まり、それぞれの国で独自の制度や教育がなされています。
東洋医学では、人の体にある14本の経絡が通っており、その上にある約670種類のつぼが、病気が現れるところだと考えられています。鍼灸治療は経路上のつぼを、はりや灸で刺激することで経路の流れを正し、症状の緩和や改善を図ることを目的としています。